37日目 薬局実務実習と国家試験
第8週 2日目
チェックポイントSBOs
SBOs970;劇薬・毒薬・麻薬・向精神薬及び覚せい剤原料の適切な管理と取扱い
ができる。(知識・技能)
【第98回薬剤師国家試験】
問312(法規)
セレギリン塩酸塩錠2.5mg
アムロジピン錠5mg
アミオダロン塩酸塩錠100mg
メチルフェニデート塩酸塩錠10mg
フルニトラゼパム錠2mg
ペンタゾシン塩酸塩錠25mg
トリメブチンマレイン酸塩100mg(要指導医薬品)
問320(実務)
薬局における検収関連業務のうち、適切でないのはどれか。2つ選べ。
1 伝票に記載されている納品先を確認した。
2 納品された医薬品の使用期限を確認した。
3 同じ医薬品を複数購入時、製造番号が異なるものが含まれていたが受け取った。
4 法律に定められた譲受証を必要とするものはなかったので交付しなかった。
5 納品を終了した医薬品をカウンターの上に置いて、3時間後の昼休みに収納した。
正解;4 5
SBOs1043;地域における介護サービスや介護支援専門員等の活動と薬剤師との
関わりを体験する。(知識・態度)
【第102回薬剤師国家試験】
問146
介護保険に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
1 介護保険の被保険者が、自己の居宅で受けた介護サービスは、
保険給付の対象とならない。
2 介護給付を受けようとする被保険者は、保険者である都道府県に対し医師の
診断書を添えて申請する必要がある。
3 介護保険の第2号被保険者の保険料は、被保険者が加入する医療保険者が
徴収する。
4 要介護状態とは、1年以上継続して常時介護を要すると見込まれる状態をいう。
5 要介護状態は5段階に、要支援状態は2段階に区分されている。
正解;3 5
1 介護保険法 18 条によれば介護保険の保険給付は介護給付、予防給付、
市町村特別給付の3つです。そして給付されるサービスには
居宅サービス、施設サービスなどがあります。
2 介護保険の保険者は「市町村」です。
3 第2号被保険者とは。40~64歳の医療保険加入者のことです。
4 要介護状態とは、原則「6ヶ月」以上継続して常時介護を要すると
見込まれる状態のことです。
問147
我が国の薬価基準制度に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
1 薬価とは、国により決定される医薬品の公定価格である。
2 薬価基準は、医療法に基づく厚生労働大臣告示として公表される。
3 新医薬品の薬価算定は、原価計算方式を原則とする。
4 医療用医薬品であっても、薬価基準に収載されていないものがある。
5 薬価改定は、5年ごとに行うよう定められている。
正解;1 4
2 健康保険法に基づき公表される。
3 類似薬効比較方式です。
SBOs1025;医薬品・医療機器等安全性情報報告用紙に、必要事項を記載できる。
(知識・技能)
【第101回薬剤師国家試験】
SBOs1047;学校薬剤師の業務を体験する。(知識・技能)
【第102回薬剤師国家試験】
学校薬剤師が小学校の水道水の水質検査を行った。結果は以下の通りであった。
一般細菌 36集落/ml
大腸菌 検出されず
塩化物イオン 27mg/L
全有機炭素 1mg/L
pH値 7.0
味 異常なし
臭気 異常なし
色度 0.5度
濁度 0.1度
遊離残留塩素 0.3mg/L
問242 (実務)
学校薬剤師が採水の現場で測定すべき項目はどれか。2つ選べ。
1 一般細菌
2 大腸菌
3 全有機炭素
4 臭気
5 遊離残留塩素
正解;4 5
選択肢のうち、学校薬剤師が採水の現場で測定すべき項目は
「臭気」「遊離残留塩素」である。
・採水現場で直ちに測定する。
水温、濁度、臭気、残留塩素 など
・採水現場で測定することが望ましい。
pH、一般細菌数、大腸菌数 など
・試験室で直ちに測定する。
塩化物イオン、全有機炭素、硝酸態窒素及び亜硝酸態窒素 など
問243 (衛生)
この水道水の水質検査に関する次の記述のうち、正しいのはどれか。
2つ選べ。
1 大腸菌は検出されていないが、一般細菌が検出されているので、
水質基準を満たしていない。
2 塩化物イオンの濃度は、し尿等の混入があると値が増加する。
3 全有機炭素(TOC)の測定値は、水道水中の還元性無機イオンの影響を
受けにくい。
4 トリハロメタンの濃度が高いと色度、濁度のいずれも高くなる。
5 遊離残留塩素が水質基準を超えているため、このままでは飲料に適さない。
正解;2 3
1 一般細菌数の基準値は、1 mL中100集落以下とされているため、この水道水
(一般細菌:36集落/mL)は水質基準を満たしている。
4 トリハロメタンは、色度、濁度には影響を与えない。
色度を変化させる原因物質は、フミン質、鉄化合物、マンガン化合物など。
濁度を変化させる原因物質は、無機、有機の浮遊物、微生物、泥土など。
5 遊離残留塩素の基準値(遊離残留塩素:0.1 mg/L以上)は下限値であり、
この水道水(遊離残留塩素:0.3 mg/L)は水質基準を満たしている。