薬局実務実習33日目 チェックポイント
薬局実務実習33日目 チェックポイントと学習内容
第7週3日目です。
【33日目】第7週3日目
本日のスケジュール(学習目標) チェックポイントSBOs
AM1 P206 SBOs995
医師への報告書の作成
AM2 P321 SBOs1020
服薬指導(見学・ロールプレイ)
PM1 P209 SBOs996
医療従事者への情報提供
PM2 P406~407 SBOs1021
カウンター実習
PM3 P403 SBOs1055
受診勧奨
SBOs995;薬物療法に対する問合せに対し、根拠に基づいた報告書を作成できる。
(知識・技能)
SBOs996;医療スタッフおよび患者のニーズに合った医薬品情報提供を体験する。
SBOs1020;薬物治療の効果について、患者の症状や検査所見などから評価できる。
SBOs1021;副作用の発現について、患者の症状や検査所見などから評価できる。
薬物治療の「効果」と「副作用」を、患者様の訴える症状や検査所見などから適正に
判断(評価)するSBOsとなります。
「効果」
医薬品を服用して、症状が改善したり数値が目標値に安定したどうかを薬剤師が
薬学的に判断する。
「副作用」
医薬品を服用して、普段とは違う体調になったり、症状は無いが検査所見に基準値
から逸脱した数値が見られるなどを薬剤師が発見する。
代表的8疾患をイメージして実習生にも判断できるような症例を担当してもらい、
適正な判断が出来ているかを指導薬剤師が評価する。
初期の段階では、「高血圧症」や「糖尿病」、「アレルギー性鼻炎」などの治療薬
を服用中の患者様がイメージしやすいと思います。
SBOs1055;来局者に対して、病状に合わせた適切な対応(医師への受診勧奨、
救急対応、要指導医薬品・一般用医薬品および検査薬などの推奨、
生活指導等)を選択できる。(知識・態度)
受診勧奨に関する国家試験の設問が参考になります。
【第97回薬剤師国家試験】
問342(実務)
薬剤性の皮膚粘膜眼症候群が疑われる代表的な初期症状はどれか。2つ選べ。
1.発熱(38℃以上)
2.紅斑
3.黄疸
4.四肢のしびれ
5.空咳
正解;1. 2.
皮膚粘膜眼症候群の初期症状は、
38度以上の発熱
全身の皮膚、粘膜にびらん、水疱、紅斑が出来る
SJS(スティーブンジョンソン症候群)ともいわれる稀ではあるが
代表的な重篤な副作用である。
問343(法規・制度・倫理)
薬局での受診勧奨に関する記述のうち、適切なのはどれか。2つ選べ。
1.一般用医薬品を使用したが症状が悪化したとの訴えがあったので、受診勧奨
を行った。
2.受診勧奨時に、同意を得ないで来局者の情報を医師に提供した。
3.症状が重篤であったが、かかりつけの医療機関が休診日であったため、
受診勧奨しなかった。
4.一般用医薬品の効能・効果にはない症状であったため、受診勧奨を行った。
正解;1. 4.
2.個人情報を提供する場合は、患者の同意が必ず必要
3.症状が重篤であれば、他の営業している医療機関を紹介するなど
して、受診勧奨が必要。
【第99回薬剤師国家試験】
正解;4
問313(法規・制度・倫理)