sikkouyakuin1118’s blog

薬局実務実習の進め方2019

薬局実務実習33日目 チェックポイント

薬局実務実習33日目 チェックポイントと学習内容

 

 第7週3日目です。

 

 

 

【33日目】第7週3日目

 

本日のスケジュール(学習目標)      チェックポイントSBOs

 

AM1 P206                SBOs995

    医師への報告書の作成

AM2 P321                SBOs1020

    服薬指導(見学・ロールプレイ)

PM1 P209                                  SBOs996

    医療従事者への情報提供

PM2 P406~407            SBOs1021  

    カウンター実習

PM3 P403                                SBOs1055

    受診勧奨

 

   SBOs995;薬物療法に対する問合せに対し、根拠に基づいた報告書を作成できる。

                               (知識・技能)

   SBOs996;医療スタッフおよび患者のニーズに合った医薬品情報提供を体験する。

 

   SBOs1020;薬物治療の効果について、患者の症状や検査所見などから評価できる。

   SBOs1021;副作用の発現について、患者の症状や検査所見などから評価できる。

 

 薬物治療の「効果」と「副作用」を、患者様の訴える症状や検査所見などから適正に

 判断(評価)するSBOsとなります。

 

 「効果」

  医薬品を服用して、症状が改善したり数値が目標値に安定したどうかを薬剤師が

  薬学的に判断する。

 「副作用」

  医薬品を服用して、普段とは違う体調になったり、症状は無いが検査所見に基準値

  から逸脱した数値が見られるなどを薬剤師が発見する。

 

  代表的8疾患をイメージして実習生にも判断できるような症例を担当してもらい、

  適正な判断が出来ているかを指導薬剤師が評価する。

  初期の段階では、「高血圧症」や「糖尿病」、「アレルギー性鼻炎」などの治療薬

  を服用中の患者様がイメージしやすいと思います。

 

 

 

   SBOs1055;来局者に対して、病状に合わせた適切な対応(医師への受診勧奨、

       救急対応、要指導医薬品・一般用医薬品および検査薬などの推奨、

       生活指導等)を選択できる。(知識・態度)

 

 受診勧奨に関する国家試験の設問が参考になります。

 

 【第97回薬剤師国家試験】

  問342(実務)

  薬剤性の皮膚粘膜眼症候群が疑われる代表的な初期症状はどれか。2つ選べ。

 

     1.発熱(38℃以上)
     2.紅斑
     3.黄疸
     4.四肢のしびれ
     5.空咳

 

    正解;1. 2.

       皮膚粘膜眼症候群の初期症状は、

         38度以上の発熱

         全身の皮膚、粘膜にびらん、水疱、紅斑が出来る

       SJS(スティーブンジョンソン症候群)ともいわれる稀ではあるが

       代表的な重篤な副作用である。       

 

 

  問343(法規・制度・倫理)

  薬局での受診勧奨に関する記述のうち、適切なのはどれか。2つ選べ。

 

   1.一般用医薬品を使用したが症状が悪化したとの訴えがあったので、受診勧奨

     を行った。
   2.受診勧奨時に、同意を得ないで来局者の情報を医師に提供した。
   3.症状が重篤であったが、かかりつけの医療機関が休診日であったため、

     受診勧奨しなかった。
   4.一般用医薬品の効能・効果にはない症状であったため、受診勧奨を行った。

 

  

  正解;1. 4.

     2.個人情報を提供する場合は、患者の同意が必ず必要

     3.症状が重篤であれば、他の営業している医療機関を紹介するなど

       して、受診勧奨が必要。

 

 【第99回薬剤師国家試験】

  問312(実務)
  体調の不良を訴えて成人男性が薬局を訪れた。薬剤師が男性に質問した結果
  現在の服用薬、副作用歴、アレルギー歴はないことを確認した。
  この男性が訴えた内容が以下のものであった場合一般用医薬品で対応が可能と
  考えられるのはどれか。1つ選べ。
 
 
 
  1.咳がひどく呼吸音がゼイゼイ、ヒューヒューという。
  2.痰に血液が混じっている。
  3.耳下腺が腫れている。
  4.水のような鼻水が出ている。
  5.筋肉痛を伴う39℃の急な発熱がある。

 

   正解;4

 

 

  問313(法規・制度・倫理)

  体調の不良を訴えて成人男性が薬局を訪れた。薬剤師が男性に質問した結
  現在の服用薬、副作用歴、アレルギー歴はないことを確認した。
  薬剤師は、この男性の事例は一般用医薬品で対応できないと判断し受診勧奨
  を行った。
  この男性は、医療機関で受診し、再び薬局を訪れた。
  薬剤師法に照らし、薬剤師の行為として正しいのはどれか。1つ選べ。
 
 
  1.ファクシミリで処方内容の連絡を受けていた薬剤を調製したがこの男性が
    処方せんを持参しなかったためその薬剤を交付しなかった。
 
  2.この男性が処方せんに記載された薬剤とは異なる成分の薬剤を希望したため
    その薬剤を調剤した。
 
  3.処方せんに用法の記載がなかったため一般的な用法を説明した。
 
  4.お薬手帳の記載から処方された薬剤が以前使用されたことがあるとわかった
    ため情報提供を行わなかった。
 
  5.この男性から薬袋は不要であると申し出があったため薬剤のみを交付した。
 
 
  正解;1.